秋一番(瑞牆)

春、いや初夏なのに。

 

1P目 人気の山河微笑と同じ。ワイドな始まり。5.8とは言え決して侮れずかつ変化に富んで楽しい。やや左上後、右上し、大きな木のあるテラスまで。

 

2P目 いやらしいトラバースからボルト2本のスラブ。パット見てわかるポケットを取りに行くところがやや、やらしいが、よくよく探せばフェースにところどころ掛かりの良いホールドがあった。ボルト1本とって、さあ登ろうとした瞬間に手が滑ってテンション。。。あっけなく全体通してのOSを逃した。。。そのまま気を取りなおしてスタートし、今度はそのままノーテンで抜ける。

 

3P目 トポには向かって右のチムニー状の方が登りやすいと書いていて、ついつい誘惑に負けてしまいそうになるが、正規は左。出だしは入り込みにくいワイド。チョックストーンにスリングがかかってるが、こちらも誘惑を排して無視。その上は濡れた溝。カムはそれなりにきまるので不安はない。クラックの奥はずっと濡れているので、あまり奥までてを突っ込まず、外側をワイド登りの基本に忠実に登る。何があるというわけではないが、いかにもワイドという感じのピッチで、個人的には、全体通してこのピッチが一番楽しかった。

 

4P目 樹林からハング下まで。ハンドクラックが快適。全体通して、一番安心して登れるピッチ。

 

5P目 ルートの核心。ハングしたはやや濡れている。何度か行きつ戻りつし、中通しで抜けれることを確認。思い切って上半身を挟み込み、足はスメアリングでずり上がる。なんとか、一番狭いところを通り抜け上のハンドに手を入れるも、そこは水の通り道。ぬるりとはじかれそうになりながらも、足をワイドに決めてずり上がる。この先、濡れたクラックが一番厳しいセクションだった。

 

6P目 数メートルの歩きから、チムニー状を10メートルほど。左にスライド。幅広にホールドを探しながら、変化に富んだムーブ。

 

7P目 クレセントクラックへ。気持ちの良いトラバース。最後までクラックをホールドに、頂上台地下まで。

 

8P目 かぶり気味のワイド。出だしが何気に悪い。